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チャイルドシートはいつまで後ろ向きに設置するべき?その理由や注意点を解説

チャイルドシートはいつまで後ろ向きに設置するべき?その理由や注意点を解説

「チャイルドシートの後ろ向き設置、いつまで続ければいい?」

「赤ちゃんが大きくなってきて足が少し窮屈そうだけど、もう前向きに変えても大丈夫?」

大切な赤ちゃんを車に乗せる際、チャイルドシートの前向き・後ろ向きについて悩む親御さんはとても多いのではないでしょうか。

早く前向きにした方が赤ちゃんの顔が見えて安心と思うかもしれませんが、後ろ向きにしておくことは、赤ちゃんを守るために大切です。

本記事では、チャイルドシートを後ろ向きに設置すべき理由や、最新の安全基準「R129」に基づく正しい切り替えタイミング、設置時の注意点をわかりやすく解説します。

チャイルドシートは後ろ向きに設置するべき?

大切な赤ちゃんの命を守るチャイルドシートですが、設置する際の向きは安全面で大切な要素です。

なぜ後ろ向きでの設置が推奨されているのか、その理由を見ていきましょう。

そもそも前向き・後ろ向きのチャイルドシートの違いは?

チャイルドシートには大きく分けて「前向き」と「後ろ向き」の2種類の設置方法があり、それぞれ赤ちゃんの成長段階に合わせて設計されています。

前向きのチャイルドシートは、進行方向に向かって座るため、大人と同じような視界が広がり、景色を楽しんだり親とのコミュニケーションが取りやすくなったりする特徴があります。しかし、前向きのチャイルドシートは安全基準(月齢や身長)を満たし、骨格がしっかりしてくる時期以降に使用されるものです。

一方で後ろ向きのチャイルドシートは、進行方向に対して背を向ける形で設置されます。生まれたばかりの赤ちゃんから1歳過ぎまでの時期は、頭が大きく首の筋肉や骨格が非常に未発達です。

そのため、万が一の事故の際に受ける衝撃の逃がし方が前向きと後ろ向きでは全く異なります。前向きでは5点式ハーネスなどのベルトで体を支えますが、後ろ向きではチャイルドシートの背もたれという広い面を使って身体全体を包み込むように支えることができるという構造的な大きな違いがあります。

チャイルドシートを後ろ向きに設置するべき理由

赤ちゃんを乗せる際にチャイルドシートを後ろ向きに設置するべき理由の一つとして、衝突時の衝撃を分散させ、未発達な首や頭部への致命的なダメージを軽減することが挙げられます。

自動車が正面衝突をした場合、前方に放り出されるような非常に強い衝撃が発生します。もし首のすわっていない赤ちゃんが前向きに乗っていた場合、重い頭だけが前方へ激しく投げ出され、細く柔らかい首に負荷が集中してしまう恐れがあります。また、たとえ首がすわっていても、まだまだ骨格が未発達な乳幼児を前向きに乗せるのは推奨されません。

しかし、後ろ向きに設置していれば、進行方向に対して背中を向けている状態になるため、衝突のエネルギーをチャイルドシートの広い背もたれ全体(背中や後頭部など)で受け止めることができます。そのため、骨格が十分に発達するまでは後ろ向きでの乗車が強く推奨されています。

チャイルドシートはいつまで後ろ向きに設置すべき?

では、具体的にいつまで後ろ向きの状態で使い続ければよいのでしょうか。

安全基準や赤ちゃんの成長度合いによる切り替えの目安について解説します。

安全基準「R129」では、生後15ヶ月未満または身長76cm未満まで

チャイルドシートの安全基準には、現在日本で主流となっている新しい国際安全基準「R129」が存在します。

この最新の基準R129では、赤ちゃんの安全を守るため「生後15ヶ月未満」または「身長76cm未満」の期間は、必ず後ろ向きでチャイルドシートを使用することが義務付けられています。

旧基準であるR44では体重(9kg未満)を目安に約12ヶ月頃までの後ろ向き使用が推奨されていましたが、R129では前後だけでなく側面衝突からの安全確保も考慮され、より長く後ろ向きで乗車することが定められました。

生後15ヶ月という時期は、赤ちゃんの首や背骨の骨格がある程度の衝撃に耐えうる強度まで発達してくる目安とされています。お使いのチャイルドシートがR129適合品である場合は、この「生後15ヶ月」と「身長76cm」という明確な数値を厳守し、それまでは決して前向きにしないよう注意する必要があります。

前向きへの切り替えタイミングは赤ちゃんの状況によって判断

安全基準で定められた月齢や身長をクリアしたからといって、すぐに前向きへ切り替えなければならないわけではありません。

むしろ、後ろ向きの期間は長ければ長いほど安全性が高いとされています。赤ちゃんが大きくなってくると、足が車の背もたれに当たって窮屈そうに見えたり、景色が見えなくてぐずったりすることが増えるため、親としては早く前向きにしてあげたいと思うかもしれません。

しかし、赤ちゃんは関節が柔軟なため、足が曲がっている状態自体はそれほど苦痛ではありません。体重や身長がチャイルドシートの後ろ向き使用の上限に達するまでは、できる限り後ろ向きを維持するのが理想的です。赤ちゃんの首のすわり具合や体格の成長、そしてお使いのチャイルドシートの取扱説明書に記載されている後ろ向き使用の上限数値をしっかりと確認し、お子様一人ひとりの成長状況に合わせて慎重に判断することが大切です。

チャイルドシートを後ろ向きに設置する場合の注意点

チャイルドシートを後ろ向きに設置する場合の注意点

チャイルドシートを上手に活用するためには、正しい設置方法を守ることが不可欠です。ここでは、後ろ向き設置における注意点を確認しましょう。

年齢だけで前向きに切り替える判断をしない

チャイルドシートを前向きに切り替える際、単に「1歳を過ぎたから」「生後15ヶ月になったから」という年齢・月齢の数字だけで安易に判断するのは避けましょう。

子どもの発育スピードには大きな個人差があり、同じ月齢でも身長が高めの子もいれば、小柄な子もいます。また、首や背骨の筋肉の発達具合も一人ひとり異なります。安全基準の月齢を満たしていても、身長が規定に達していない場合や、体重が旧基準の目安を下回っている場合は、まだ前向き乗車に耐えうる身体的な準備が整っていないことを意味します。

取扱説明書に記載されている「身長」「体重」「年齢」の全ての条件を総合的に確認し、一つでも後ろ向き推奨の条件に当てはまる項目があるうちは、安全を最優先して後ろ向きでの使用を継続してください。

基本的に後部座席に設置する

チャイルドシートを設置する場所は、原則として後部座席を選ぶことを推奨します。

運転席から赤ちゃんの様子が見えやすいという理由で助手席に設置したくなる方も多いですが、助手席への設置、特に後ろ向きでの設置は極めて危険な行為です。助手席には万が一の衝突時に作動するエアバッグが装備されており、エアバッグが展開した際の衝撃が、後ろ向きに設置されたチャイルドシートの背面に加わってしまいます。

この衝撃によってチャイルドシートごと赤ちゃんが弾き飛ばされ、重大な事故や命に関わるケガに直結する恐れがあります。基本的には運転席の後ろや助手席の後ろなど、安全性の高い後部座席に設置するよう心がけてください。

背もたれと前の席の間隔を開けない

後部座席にチャイルドシートを後ろ向きで設置した際、設置したチャイルドシートの背もたれ部分(頭部側)と、そのすぐ前にある座席(運転席や助手席)の背もたれとの間に不必要な間隔を開けないように調整することも重要なポイントです。

この間隔が広く空きすぎていると、万が一事故で強い衝撃を受けた際にチャイルドシート全体が大きく揺さぶられたり、反動で跳ね上がったりする原因となり、赤ちゃんに無用な衝撃を与えてしまいます。

前の座席を適切な位置までスライドさせるか、背もたれを少し倒すなどして、チャイルドシートの背面上部と前の座席の背面が軽く触れ合う程度、あるいは極力隙間が少なくなるように調整することで、チャイルドシートがしっかりと固定され、衝突時の反動を抑えて赤ちゃんの安全をより強固に守ることができます。

チャイルドシートは購入とレンタルどっちがいい?

チャイルドシートは購入とレンタルどっちがいい?

チャイルドシートを用意する際、購入するべきかレンタルするべきか悩む方は少なくありません。

ここではレンタルのメリットについて考えてみましょう。

使用期間の短さなどからレンタルがおすすめ

赤ちゃんを後ろ向きに乗せるためのベビーシートやチャイルドシートは、子どもの成長に伴って想像以上に使用期間が短いです。特に、新生児から1歳〜1歳半頃までしか使えないチャイルドシートは、使用期間が非常に短く限られています。

数万円もする高価なチャイルドシートを購入しても、あっという間に身体が大きくなり、前向き専用のジュニアシートなどに買い替えなければならなくなるケースが多々あります。また、使わなくなった後のチャイルドシートは大きくかさばるため、保管場所に困ったり、処分する際に手間や費用がかかったりするという問題も発生します。

このような使用期間の短さや、その後の処分の煩わしさを考慮すると、必要な期間だけピンポイントで利用できるレンタルサービスを活用する方が、コストパフォーマンスや利便性の面でおすすめと言えます。

チャイルドシートのレンタルとは

チャイルドシートのレンタルとは、ベビー用品専門のレンタル業者から、赤ちゃんの月齢や体格、ご家庭の乗用車の規格に適合したチャイルドシートを、必要な期間だけ月額や一定期間の契約で借りることができるサービスです。

最新の安全基準であるR129に適合したモデルや、有名メーカーの高品質な製品などを、購入時の初期費用を大きく抑えて手軽に利用することができます。返却後は専門のスタッフによって丁寧なクリーニングや除菌、部品の安全点検が行われるため、次に借りる人も常に清潔で安全な状態のチャイルドシートを使用できるという点が安心です。

里帰り出産で実家の車に数ヶ月だけ乗せたい場合や、週末のレジャーの時だけ使いたいというスポット的なニーズにも柔軟に対応できるのが特徴です。

チャイルドシートをレンタルするメリット

レンタルサービスを利用する最大のメリットは、子どもの成長段階に合わせた最適なチャイルドシートを無駄なく選べることです。

新生児期は後ろ向き専用の安全性の高いベビーシートを借り、大きくなってきたら前向きのチャイルドシートやジュニアシートへと、その時の体格にジャストフィットするものにスムーズに乗り換えていくことができます。

また、使わなくなれば返却するだけなので、大型のベビー用品が家の収納スペースを占領するストレスから解放されます。さらに、購入前に気になっているモデルをレンタルして、実際の車への取り付けやすさや、赤ちゃんが嫌がらずに乗ってくれるかなどをお試し利用できるのも、レンタルならではの大きなメリットです。

おすすめのチャイルドシートを紹介!

最後に、赤ちゃんを安全かつ快適に守ってくれる、おすすめのチャイルドシートをご紹介します。

生まれたばかりの赤ちゃんにぴったりのCカーブ「ベビーシートGemm(ジェム)+i-Base ISOFIX」

チャイルドシートとしてだけでなく、「ベビーキャリー」「バウンサー」「ローチェア」と1台で4役!グリップが持ちやすいので重さを感じにくく、ふかふかのインナークッションでお出かけに大活躍します。

  • ISOFIX対応

  • 0〜1歳半

  • 体重13kg以下

1台4役で多目的に使える!「ベビーシートJuva(ジュバ)+i-Base ISOFIX」

前述した商品と同様に1台で4役の多機能!本体シート部分は2.9kgと軽量で、お出かけにも大活躍です。

  • ISOFIX対応

  • 0〜1歳半

  • 体重13kg以下

まとめ

チャイルドシートは、最新の安全基準(R129)に基づき、生後15ヶ月未満または身長76cm未満の場合は必ず後ろ向きに設置する必要があります。加えて、年齢などの基準を満たしていても、体格や発達状況に応じてできる限り長く後ろ向きで使用することが推奨されています。

その中で、チャイルドシートの買い替え頻度や使用期間の短さを考慮すると、その時々の成長に合った最適なシートを利用できるレンタルという選択肢はコスパの良い選択肢です。赤ちゃんの安全を最優先に考えつつも、レンタルサービスを上手に活用しながら、正しい向きと設置方法でチャイルドシートを使用していきましょう。